よく節税対策の一つとしてよく耳にする「ふるさと納税」なんとなく制度は知っているけど結局お得なの?何かデメリットはないのという不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の記事では制度の概要と、対象者、そして果たしてお得なのか損なのか?メリット・デメリットを踏まえて考えていきたいと思います。
結論:利用方法や人によってはお得!
結論は見出しに記載した通り、得か損かは人によって変わります。理由は人によって減税される対象や金額が変わるからです。減税等の優遇を最大限無駄なく受けるには事前のシュミレーションが大事になります。シュミレーションは各ふるさと納税サイトでやっているので計算してみてください。また、関連記事を載せておきます。ふるさと納税の制度内容や減税内容について説明していますので、詳しく知りたい方はご覧ください。ふるさと納税とは?制度や利用方法を徹底解説!・ふるさと納税の疑問。住宅ローン控除と併用できる??
ふるさと納税のメリット・デメリットは?
それではふるさと納税について、それぞれどういったメリットとデメリットがあるのでしょうか。それぞれみていきましょう。
ふるさと納税のメリット
①好きな自治体に寄附することができる
ふるさと納税は寄附する自治体を自由に選ぶことができます。もちろん返礼品で選ぶことも可能です。もし応援したい自治体等があれば寄附先の候補として考えてみるのもありかもしれませんね。
②寄附金の使い道を選択することができる
ふるさと納税を行う際に、寄附金の用途を選ぶことができます。例えば楽天ふるさと納税では購入時に選択することができます。選択肢は複数ある場合があり、「酪農・水産等の振興・地場産品開発」や「子ども子育ての支援・教育の充実」「高齢者及び障がい者の支援」「スポーツ・芸術文化の振興発展」「協働のまちづくり・交流移住定住」「その他(町長におまかせ)」等複数あります。これはほんの一例であり、ふるさと納税をする町にもよって変わってくるためふるさと納税の都度確認、選択が必要です。
③お礼の品(返礼品)がもらえる
こちらは皆様が一番イメージされている特徴のひとつだと思います。なんといってもふるさと納税は返礼品がもらえるというのがメリットになります。地域によって返礼品の種類や金額等様々ですので皆様ご納得いく商品を選ぶことができます。私の個人的なおすすめはやはり食品。普段あまり購入することのできないカニやいくらといった贅沢品をはじめ、湯煎のみですぐに食べることができる冷凍ハンバーグがおすすめで毎年お世話になっております。またふるさと納税のおすすめ返礼品を紹介していますので、見てみてください。ふるさと納税 おすすめ返礼品紹介!楽天ふるさと納税VER.
④税金が控除(還付)される
ふるさと納税最大のメリットといっていいのはこの税金控除(還付)でしょう。ただし、税控除や還付を受けるには所定の条件がありますので、ご注意ください。詳しくはふるさと納税とは?制度や利用方法を徹底解説!をご確認ください。
ふるさと納税のデメリット
続いてデメリットについてみていきましょう。デメリットといっても決してマイナスな面は少なく、どちらかというと注意点のように感じます。
①2,000円は自己負担
ふるさと納税は寄付額全額が税控除の対象になるわけではなく、実質2,000円は自己負担になります。例えば10,000円のいくらを注文した場合、2,000円を超える金額(8,000円)が翌年に住民税や所得税から返ってくるということです。
②限度額を超えた部分に関しては控除が適用されない
メリット④税金が控除(還付)されるの部分でも説明したように、税金の控除を受けるには所定の条件があります。また、金額も寄附をすればする程控除されるわけではなく限度額が定められています。年収や家族構成等様々な要因で決まっていますのでふるさと納税をする際は必ず事前に各ふるさと納税サイトのシュミレーターで計算してから寄附を行うようにしましょう。
③手続きが少し面倒
ふるさと納税は返礼品を注文して終了ではありません。税金の控除(還付)を受けるには原則確定申告が必要です。ただし一定の条件をクリアしていれば(年間5自治体以内等)ワンストップ特例制度を利用することができ、確定申告が不要になることがあります。ワンストップ特例制度に関しては「ワンストップ特例制度」メリット・デメリット 申請方法 徹底解説!をご覧ください。
またこのワンストップ特例申請も、郵送でのやりとり、必要事項を記入、本人確認書類の写し同封し返送することが必要な為若干面倒に感じる方もいるかもしれません。さとふるではスマホアプリを利用し、ネットで完結することも可能です。少しでも手間を省きたいという方は是非チェックしてみてください。
まとめ
以上、ふるさと納税において考えられるメリット・デメリットを見てきました。なんとなくご理解いただけましたでしょうか?もちろんふるさと納税は利用方法次第では減税や返礼品の受け取りといったありがたい制度ではあるものの、一部デメリットもあるということがおわかりいただけたと思います。実質2,000円が自己負担であったり、計算を間違えてしまうとあまりお得に利用することもできずかえって負担が大きくなってしまう可能性もありますので要注意です。
メリット・デメリットをしっかりと理解して、最適な選択をしていきましょう!
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